About Us このプロジェクトについて
セクシャルヘルスを身近なものに
Tokyo Sexual Healthは、2019年厚生労働省研究班により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた国内の性感染症まん延防止を目的につくられたプログラムです。最終的に、活動成果をレガシーとして継承する持続的なプログラムとなることを目指しています。
日本では、HIV感染症や梅毒といった性感染症の流行が続いています。これら性感染症対策には、性の健康すなわちセクシャルヘルス全般に関して、正しい知識の普及と、あらゆる人が安心してサービスを受けられる環境づくりが必要です。本プログラムの重要なミッションは、セクシャルヘルスに関するサービスの提供について、利用者の目線にたったあり方を追及することです。
我々は、国や地方自治体、市民社会組織、医療機関、民間企業、更に国連合同エイズ計画(UNAIDS)などの国際機関などと積極的に連携しながら、調査研究、情報発信、政策提案といったさまざまな活動を行って参ります。
この度、UNAIDS シャノン・ヘイダー事務局次長から我々に対し応援メッセージをいただきました。この場にて皆様にご紹介いたします。
2020年の世界エイズデーに日本に向けたメッセージ
我々はこれまで、過去のオリンピック開催都市における性感染症対策や、東京と近郊3県の医療機関・医師を対象にしたセクシャルヘルス関連の医療資源調査を行ってきました。調査方法は従来の紙媒体の郵送・回答書の回収だけではなく、SNSなどの新しい技術も活用しています。また、日本でのHIV感染者・エイズ患者の発生動向を改めて調査しており、これらの結果は準備ができ次第、当サイトにてご報告したいと考えています。
これらの活動を通じ、すべての人びとが尊厳と平等のもと、性に関する健康と権利を追求できる社会づくりに貢献することが、我々の最大の目標です。